ZEBRA MOVEMENT
本日は、連載版をスキップしまして、先週、目にした日経新聞のコラム記事に甚く共感を憶えてしまい、当然にお読みになられた方もおられるでしょうが、投稿させて頂きます。
「ゼブラを増やせ!!」と訴え活動を展開している組織が『ゼブラズ・ユナイト』という、2017年に米国を拠点とする教育やジャーナリズム関連の事業経営に携わる4人の女性起業家によって立ち上げられた組織です。これに共感する世界中の起業家や事業経営者など、数千名の有識者が集い、このテーマに沿った経済活動や社会的支援を展開する一大ムーブメントの今まさに初動期となり、今後の拡大を予知する内容の記事が紹介されていました。
そこでは、ゼブラ企業とは〝持続可能な繁栄″と‟社会との共存″を重視しており、『利益の追求』と『社会の改善』という対極的に囚われがちなキーワードを両立させる「志」を持つ企業を、白と黒の縞模様という姿形のゼブラ(しまうま)に例えて表現されたものです。
これは今紀に入り、グローバルに急激な成長拡大をなし、独占的な地位を築いたシリコンバレーや米国西岸発の『G・A・F・A』や中国のビッグテックの代表格となったのアリババやテンセント等を代表とするユニコーン企業へのアンチテーゼと思われがちですが、そうではありません。 ゼブラ・ムーブメントの背景には企業が目指すべき事業目的と意義、法的人格を持つ企業の擬人化として、そのビジョンやミッションを如何に抱き実践するか、更には社会との融和をどの様に図るべきかなどの幾つもの重要なメッセージが内在されています。
ここもとG・A・F・Aによる事業活動の影響力は世界を席巻する勢いで縦横に拡散を眼の当たりにして、ベンチャー企業の成長期待値を判断する基準の一つとして、ユニコーン・モデルが持て囃され、今もその流れは続いています。 本題は決してユニコーン・シナリオを否定するモノでは無く、ユニコ―ン企業の持つ社会を変革するだけの絶対的パワーの存在も実際に必要であり、ゼブラ企業との共存のバランスという点が重要な鍵と云うことなのでしょう。
他方、G・A・F・Aの成長とほぼ同時期のビジネス社会、とりわけ株式投資や企業経営の世界では盛んに唱われ定着して参りましたキーワードの『E・S・G』~Environment: 環境問題・Society: 社会性・Governance: 企業統治の頭文字~は、それまでの拝金主義的資本社会における企業の自利優先の横暴な振舞いを放任せずに、未来における人間社会の存続と繁栄を永久のテーマとし、企業の長期的成長に欠かすことの出来ないエレメンツとして一般社会への係わり方の企業指針となるべき観点が世界的に根付き始めています。つまりE・S・G観の無い、または薄い企業は、大きな存続リスクを内包した企業であると判断されないのです。 ゼブラ企業の意義と重要性を説き、また増やすべく蠢動し始めているゼブラ・ムーブメントは、その底流で『E・S・G』と同じ理念を共有するものとして、今後の国際社会において最望まれるべき企業の在り方を語るものと思うのです。
我が国、日本の国民性に育まれて参りました、当たり前の道徳観念や❝モッタイナイ❞文化に準える社会生活上の様々な工夫や知恵、さらに時代変化への適応力などの特性を顧みれば、我が国こそが、ゼブラ企業が醸成される最も豊かな土壌を持っているのではと考えられます。
日本独自の文化の中で育まれる新興企業の活力を世界へ発信出来るとなれば、我が国の国際競争力や国際社会におけるステータスは一段とアップする事に繋がるでしょう。 若い皆さん方には、ゼブラを生み出すチャンスが在るのです!!!
【パンドゥをご愛顧戴いている皆様へ】
皆様の足下に注目してみて下さい。次代のソーシャル・プラットフォーム、『Pando』を運営されているクインテット社の企業理念、および当社創業者であられる松下耕三氏の経営ビジョンについて一度、お考え下さることを心から願うばかりです。少なくとも本稿を読まれている皆様は、パンドゥのアカウントをお持ちな訳ですから、ごく身近の存在であるクインテット社にご注目戴ければと思うのです。何故ならば、当社が標榜する企業理念とは、
❝後世に素晴らしき時代を遺す❞
この理念の具現化として取り組まれているソーシャル・プラットフォーム(パンドゥ)事業こそ、まさに本稿アジェンダの『ゼブラ企業の鳴動』として、ゼブラ特有の姿形で顕わされた2つの重要なミッションの実現という難題に立ち向かっておられる様は、ゼブラ・ムーブメントという新たな潮流の先端を既に立っているものと考えられますよね!!
『言うは易し、行うは難し』の言葉の通り、とてもハードルはたかいですが、社会的意義として世の中に必要とされる新たな形態の事業に総力で取り組まれられています。
パンドゥにご縁のある皆様の誰もが、この壮大なるテーマに向けた一大ムーブメントにご参加いただけます。皆様のパンドゥ上の僅か一つのアクションが起点となり日常当たり前の存在となり、そこで皆様に齎される有益な情報やコンタクトが醸成されて参りますと、パンドゥの社会的ミッションの達成に一歩近づくことでしょう。
実のところ、私のような爺さんがどこまで理解しているかはさて置き(そこは余り突っ込まないで、ご勘弁を・・・・・)、言葉の独り歩きという危惧をうっすら感じながらも、パンドゥ事業の方向性、そこに秘められた意義と可能性は直観的に大事な事業と理解出来るものでしたので、なるべく多くの方にお知らせ出来ればという一心です。
近未来、パンドゥを介して多くの方々がより豊かで意義のある社会生活を満喫されることを願いつつ、私も末端構成員としてどうにか繋がって行きたいと思うバカリです!!
Do it by not only myself, but all people!
インターネットの登場とともに、GAFAは当時の既存権力を打ち倒したものの、いつの間にか新しい権力になってしまった気がします。
その意味で、ブロックチェーンは反中央集権ですので、GAFAを打ち倒す技術かもしれません。
またGAFA一強が打ち倒されたとき、ゼブラ企業がたくさん生まれるかもしれないと思います。
松崎さん、共に歩んでいただき、有難うございます。まさに人類の未来を見据える人々には、無邪気な富と権力への欲望のままに走れば、人類が破綻する未来が描かれていると思います。
資本主義経済も人の欲望も、良心、道徳観といった人が共同体としてより良く生存する為の考えの上にあって、はじめて私達にとって有益なものとなる事に人々は気付きはじめていると思います。
この一大ムーブメントに参加していけるという見方は面白いですね!
題材コラムを読んでの印象は、まさにパンドゥ事業の礎となる当社理念とベクトルを同じにする変革因子が世界各地で生まれ始め、否、既に生まれていて、何れ大きな潮流となるであろう印象、いや直観でしょうか。
PANDOの存在意義を知らなければ、ただ単に読み流していたと思います。
出会いに感謝!です。ありがとうございます。