【第6回】ウガンダ滞在レポート

こんにちは!記事担当の吉野です(^^)

こちら「ウガンダ野球を支援する会」こと「UGBAS」のページに足を運んでいただいたみなさま、ありがとうございます!!

さて今回が滞在レポート最終回となります…寂しいですね。・゚・(ノД`)・゚・。

ではどうぞ!!!!


さて、11日目から最終日にかけてはUGBASの前代表である小牧がブログを執筆します。実は私は2年前にもウガンダに渡航しているので、当時との違いなども盛り込みながらお話しできたらいいなと思っています!

では楽しんで読んでいってください〜!


11日目

いよいよウガンダ渡航も終わりに近づいた11日目、私たちは午前中はマケレレ大学、午後はチテビの小学校を訪問しました。順番に解説していきます。


マケレレ大学は「東アフリカの東大」とも言われるような名門大学で、ウガンダ全土から優秀な学生が集まってきます。ちょうどこの日は日曜日で、授業はなかったのですがキャンパス内を見学した後、特別に図書館に入らせてもらえました。

どこかの大学とは違い、マケレレ大学の図書館は自習できるような部屋、席がたくさんあり図書館では大学が休みであるにも関わらず自習をするたくさんの学生を見かけることができました(笑)。

キャンパスの設備の様子としては比較的新しい建物が多く、特に衛生関係の研究所が多くありました。そして何より特徴的なのは大学の中央に鎮座する大講堂です。

東大の安田講堂のような大学の象徴となる建物で、多くの教室があります。2年前との比較ですが、実は当時は大学全体でストライキが行われており、構内がかなり騒然としていたのであまり設備に注意して観察していませんでした。(あまり比較できなくてすみません…)しかし、改めてじっくり観察してみると、十分な設備とは言えませんが、学生が学問をする上で支障となるような環境では無いなと感じました。余談ですが大学内に学食のような場所も存在し、日曜日でも営業していたのでお昼ご飯はそこで食べました。

↑写真はサモサという地元の食べ物で中にビーフを細かく刻んだものが入っています。手軽に食べられ美味しく、そして何より安い!驚異の1個500シリングです(日本円でいうと15円くらいです)。


続いてチテビについてです。チテビはカンパラからマタツで15分くらいのサッカー場や学校が多くある地域です。ちなみにKitebiと書いてチテビと読みます。この小学校では昔から学校の部活動のような形で野球が行われており、ウガンダ人の野球コーチの元でたくさんの児童が野球に励んでいます。

野球の練習は週4日、だいたい16時から18時の間で、大会中になると毎日19時までやっているそうです。訪問した日の練習は3つにグループを分け、それぞれ手打ち野球、ノック、ティーバッティングをするというものでした。

そしてUGBASメンバーは練習をお手伝い。ノックを打ったり、トスを上げたり、審判をしながら所々でアドバイスをしたのですが、やはり子供相手に英語でアドバイスをするというのはかなり難しく、多くのメンバーが苦労しました。野球隊員の方々の苦労が偲ばれます。僕は人に教えられるほどの野球の技術を持っていないので、指導は野球が得意なメンバーに任せ練習中にコーチからウガンダにおける少年野球の現状の話をしていました。

コーチ曰く、最大の問題はルウェロのコーチのオケロが言っていたことと同様に、野球道具の圧倒的不足でした。ウガンダの小学生の人口増加に野球道具の供給が明らかに追い付いていないのです。さらに彼が言っていたのは実戦機会の不足で毎年5月にウガンダのリトルリーグの大会があるのですが、これだけでは当然実践の機会としては足りず、各チームのコーチ同士の横の連携で練習試合などを組んでいるそうです。しかし、これは公式戦では無いので野球協会からは交通費の補助が出ず、金銭的に機会が限られてしまうとのことでした。彼の話を聞いて改めてウガンダにおける野球普及の問題点は最終的にはお金の問題に帰着するのだと感じました。



12日目

この日は帰国前日なので「バナナボート」という外国人観光客向け土産屋で最後にお土産を購入しました。皆思い思いの品を購入していました。僕はコーヒーと紅茶を家族に買って帰りました。

その後はウガンダで起業し、CourieMateという会社を経営されている伊藤さんのお話を伺いました。最初はウガンダにおける事業の状況、困難のお話を伺っていたのですが、途中からそもそもウガンダ人が何を欲しているのか、本当に豊かになることを欲しているのか、彼らが現状に満足しているのであれば日本人が外部から支援をして彼らを引き上げることは傲慢でないと言えるのかというかなり突っ込んだ話まで議論させていただきました。3年間ウガンダ野球を支援する会のメンバーとしてウガンダにおける野球の普及活動に日本人として外部から携わってきた僕にとって過去の活動を省みて中々辛い話ではありましたが、逆に言えば後1年学生生活が残っている今このようなお話を聞くことができてよかったです。後1年、自分なりの国際協力における現地の方との関わり方を模索していきます。

伊藤さんとの面会が終わると、野球隊員の田中さんからオススメされた近くのピザ屋でウガンダでの「最後の晩餐」を取りました。

写真はレギュラーサイズですが、かなり大きくめっちゃ美味しかったです!


最終日

15時の飛行機に乗る予定なので午前中のみの観光予定で、2年前と同様にエンテベの動物園に向かいました。エンテベの動物園は変わりなく営業しており、キリンや象などの代表的なサファリの動物を見たり、放し飼いにされている猿に恐れ戦いたりしました。

動物園には絶滅が心配されているウガンダの国鳥も飼育されています。ウガンダの国鳥はthe gray crownd craneという鶴で頭についた金色の体毛が特徴的です。

動物園を出たあとはそのまま空港に向かい、オメリと別れました。ちょっと泣きそうになってしまいました。。。彼は今年の10月頃に来日し、独立リーグのトライアウトを受ける予定なのでそれまで暫しお別れです。


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ここまで読んでくださりありがとうございました!このブログをきっかけに僕たち「ウガンダ野球を支援する会」に興味を少しでも持ってくだされば幸いです。


これからも更新していくので、是非呼んでくださいね〜!

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