1945.3.10 東京大空襲 (東京大虐殺)

75年前の今日、東京では10万人以上とも言われる人々が亡くなりました。多くは罪無き一般庶民であり、まだ年端も行かぬ子供達も戦火に焼かれました。戦争を知らぬ私達の世代ですが、今朝は、この東京に爆弾が降り、火で焼かれた日のことを想像しながら、通勤しました。

東京大空襲と言われますが、これは私からみれば東京大虐殺以外の何ものでもありません。新型コロナウイルスの話題で持ち切りの昨今ですが、私達はこれほどまでに命を大事に思う人間であるにもかかわらず、75年前には一夜にして10万人の命が奪われたのです。

我が子が火に焼かれて死ぬことでもあろうなら、私なら仇を打たねば死に切れぬと思うでしょう。そのように思いながらも私自身も火の海に沈んだかもしれません。

戦争を終わらせる、戦争を早期に終わらせる、やられたからやり返す。人の行いというものは、いくらでも正当化しようとすることはできるものです。ですが、正しさは人が展開する理屈ではなく、そもそもこの世界に横たわっているものであり、人の持って生まれた性質を基盤とするものであって、人の解釈で捻じ曲げられるものではありません。

人がより良く生存することを踏みにじる、人の人生をぶち壊す、それは人が良心より保身に走り、道徳より利益に取り付かれた時に生じるものです。我が子がより良く生きることを何よりも願うなら、良心を大切に、勇敢に生きる、それをより多くの人が大切に抱き生きられる社会を残していかねばなりません。

人は時代の流れに、世論の流れに乗せられてしまう生き物でもあります。それは人の意志の力が弱ければそのようになるものです。流されず、自分の中を流れる人としての本質が湧き出させる良心の声に耳を傾け、強い意志で果敢に挑まなければなりません。

富や名声、権力を失うことを恐れるのではなく、良心を裏切って生きてしまうことこそを恐れなければなりません。

だからこそ、後世に素晴らしい時代を残す為に、一人一人が自分というものをしっかりと持ち、より良く生きることを打ち立てて、弱さに流されず、強い意志で生きられる社会の構築が求められるのです。

この東京大虐殺の日に、改めて私の使命を心に刻みます。人々が、持って生まれた性質から湧き出す良心に向き合って、手にしたい未来に向けて果敢に挑む、そんな世界を子供達に、後世に残していかねばならないと強く心に刻むところです。

代表メッセージ・社史
55件
栁川 敏昭
2020.03.18

僕達は戦争体験がありません。両親から戦時中の厳しい体験を聞いても、どこか他人事の様に思っていた子供時代がありました。経営者になった頃、鹿児島の知覧特攻隊記念館に足を運びました。少しでも戦時中の日本人の気持ちが解ればと思ったのです。そこで特攻隊で戦死した方々の遺書を読みました、ある遺書に「お父さんお母さん今まで僕を育ててくれてありがとう。行ってまいります。」と文章の上を何度も何度もペンで重ねてその文のところは紙を破り、所々下が見えていました。遺書を書いた方の思いを考えると涙が出てきました。戦争を2度と犯してはいけない、また指導者として間違えた道には進んではいけない。経営者として正しい道を進む、考えさせられた知覧の体験でした。彼らが命をかけて守った日本、僕達が立派に引継ぎ後世に伝えます。

松下 耕三
2020.03.19

はい、私もお供させて頂きます。いつもありがとうございます。

平松 雅史
2020.03.11

いつもpandoを利用させていただいております、西南大野球部の平松です。
松下さんの記事を拝見していると、とても心が熱くなります。やはり、夢を持って生きている方の言われることはカッコよくて、魂が震えます。僕たちの野球部の監督にも、ミーティングではいつも熱い気持ちにさせてもらっていました。
僕もこれから大人になって、年下年上関係なく、周囲の人々の心を熱くさせるような人間になりたいと強く思います。
いつもありがとうございます。

松下 耕三
2020.03.12

平松さん、おはようございます!平松さんも野球部の皆さん、それに私も含めて多くの人を熱くさせていると思います。毎日を熱く過ごしていきたいですね!

岩尾俊兵
2020.03.11

名声や富を失うことよりも、自分の良心を裏切って自分を失うことの方が恐ろしいというのは真理だと思いました。
人間は常に記憶の中にしか快楽も不快もなく、その記憶は、記憶を思い出している「今」の状態に影響を受けます。つらいときにはつらいことしか思い出せないし、充実しているときにはつらいはずの思い出が楽しく思えたりします。
そして、最も強烈に人生を振り返る瞬間は自分の死の瞬間だとすると、死の瞬間に人生を後悔するような行いを重ねている人は、人生の最後に振り返る自分の人生が悪いことばかりだったように感じると思います。
どんな快楽を重ねていても、死の瞬間にそれらは消え、不快のみが思い出されてしまうと思います。
だからこそ、人生をより良くするために、常に死の瞬間に後悔しない自分であること、自分の良心を裏切らないこと、が大事なのだと思います。

松下 耕三
2020.03.11

いつもありがとうございます。
同感です。死の瞬間に悔いのないような自分でありたいものです。

岩尾俊兵
2020.03.11

ご返信ありがとうございます!
松下社長のマインドがPandoにはつまっていると感じます。
こないだ粟本さんとも話し合い、4月からまた新しい試みを始める予定です。

川端 航平
2020.03.11

松下様はじめまして
学生団体EpochでPandoを利用させて頂いております、代表の川端航平と申します。

記事の内容にとても共感したので、コメントさせて頂きました。僕も利益や生産性というものに縛られず“人々が生き生きとしている世界であってほしい”という思いのもと、普段から活動しています。

松下様が目指される、“人々が内面から湧き出る良心に従って、未来へと果敢に挑戦できる世界”と言うのはまさしく僕の理想です。
Pandoへの記事投稿など微力ながらも、実現のため僕も尽力させて頂きます。

松下 耕三
2020.03.11

川端さん、コメントありがとうございます。マインド、ビジョン、記事も拝読させて頂きました。
私も川端さんのお考えや生き方に多くの通じるものを感じました。このように共鳴できるのはとても嬉しいものです。
共に人が生き生きと生きられる世界を目指し、力強く歩んで参りましょう!!

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