2019年の振り返りと2020年に向けて

今、新幹線で名古屋へ向かっています。今日はPandoアンバサダーの一人K-jeeさんの試合観戦に行きます。今年、K-jeeさんの試合を見るのは3試合目ですが、これまでの2試合を間近でみることができ、戦う勇気をもらいました。日々の鍛錬、リングに上がる勇気、テレビ越しでは分からない人の強い意志に大きな力を与えてもらいました。

写真に写っているのは娘の真凛ちゃんです。アイスを食べながら、オプティマスプライムにもアイスをあげている写真です。可愛い真凛ちゃんの笑顔に溢れる幸福感をもらいました。

子供達、家族と遊んだり、ゴルフをしたり、旅行に行ったり、随分と恵まれた人生を送れているなと思いつつ、だからこそ私にはやるべきことが多いと感じます。与えてもらった以上のお返しするというのは、与えられるものが多過ぎて困難ですが、可能な限りお返ししていく人生に、人としての誇りある生き方があると思っています。

今週、退職する若手社員にこの世の中、宇宙、人間社会、仕事、といったことをランチで話しました。私が人生で学んできた最も大切な知見を伝えました。

仕事とは何か?未開の無人島に一人降り立ったとすると、人々が仕事を積み重ねて築き上げた文明社会がいかに私たちに恩恵を与えてくれているかが分かります。トイレもない、トイレットペーパーもない、鍋もない、火もない、食べるものも寝床もない。

マッチ棒の話しを最近よく社員にしますが、棒の部分は何とか作れそうだ。でも棒の先にくっついてる赤い塊、これはどうやって作るのか?1本1円もしないようなマッチ棒も先人達の創り上げたテクノロジーの産物であって、人一人では人生をかけても作るのが難しいものであるという話しです。

そう考えれば、私たちが当たり前のように生きるこの社会は過去を生きて来た人々の仕事、その努力の積み重ねの上にあるということを理解することができます。これが本来の社会の勉強の第一歩です。この平和な世界も多くの人の犠牲の上に成り立っています。

2019年を振り返るといっても、私はいつもこの宇宙があることに、地球生命のエネルギーの源泉である太陽のあることに、この奇跡の星である地球があることに、過去を生きた人々や生命の全ての上に、またこの一年が織りなされたと思って振り返ります。この一年の中で私の知っている範囲で、私に様々な恩恵を与えて下さっている人々に感謝するのは当然ですが、この一年の中で私の知らない世界の中で、人間社会をより良いものにする為に働いた全ての方々に感謝する気持ちを抱いて新幹線に揺られています。

そして私は社会をより良くするために、この世界をより良くするために、人々の幸福な人生の為に何ができただろうかと自分自身に問います。もっともっともっとやれることがあった。役に立てることがあった、助けることができた、そんなことを思うと、私の脳はすぐに未来を見据えてしまいます。

世界を良くするために、人を幸福に貢献する為に、来年はさらに邁進していきたいと思っています。何が世界を良くすることか、人を幸福にすることか、分かったような気になっていますが、まだまだ足りないところだらけです。

思い描いた貢献も実現するのには時間がかかります。骨が折れます。考えの不足に、行動の不足に向き合って最善に、最高に向かって挑み続けなければなりません。

来年、Pandoという事業を魂を込めて推進し、若者達が夢を描き、未来に希望を持って、勇気を抱いて、自分自身の人生を自分で選び、掴み取る充実した人生により多くの貢献を成すことを宣言します。

そして、社会をより良くする為、人の幸福に貢献する事業を行う全ての事業家が描くビジョンの実現により多くの貢献を成すことを宣言します。

大学生活が子供と大人を繋ぐ架け橋となるよう、一人一人がしっかりと人生のビジョンを掲げられるように、社会に出て全力で社会貢献に挑んでいけるように、出来うる限りの貢献を果たしていきます。

全ての事業家の夢を共有できる人々が集えるような環境を創っていき、事業家もそこに集う仲間も誰もが夢に向かって邁進できる状況を創造していきます。

一年を振り返ったときに、私が今、一年後の目標として掲げている状態が果たされている一年となるよう全身全霊で挑みます。

私に関わる全ての皆様、私の知らない世界中で世の為、人の為に貢献を成す皆様に感謝とともに、皆様が良いお年を迎えられることを心より願っております。

代表メッセージ・社史
55件
K
2019.12.29

松下社長
本年度は大変お世話になりました。
私も年末は、人間社会をより良いものにするために働かれた全ての方々に感謝の念を抱き、恩返しのつもりで次年度のサービスを考案して参る所存です。年末年始は、物事を深く考える時間に費やして参ります。

毎年年末は、弊社オフィス側にある出光の看板(戦後の出光本社所在地)を見て、社内メンバーで「海賊と呼ばれた男」を鑑賞しております。銀座から日本の復興に人生を懸けた日本人先祖に胸を張って生きることができるよう、気持ちを固めて参ります。

松下 耕三
2019.12.29

こちらこそ大変お世話になりました。新卒研修のプレゼン発表での熊川さんからのメッセージは新卒メンバーの心に強く響いていたと感じました。ありがとうございました。
出光の創業者の出光佐三さんは宗像出身、門司で創業されましたが、私の両親は門司の生まれで、私の育ちは宗像ですし、名前の最後も三で同じで、何かご縁を感じますね。
来年もお力添えのほど、宜しくお願い致します!

岩尾俊兵
2019.12.28

マッチ棒の話、しっくりきます。
そして、逆に考えれば一つ一つは小さく着実な発見や仕事も、必ず全体の社会を良くしているのだと思うと勇気をもらえます。

松下 耕三
2019.12.29

ありがとうございます!
コメントを頂き、毎日をただ仕事をこなす、漫然と送るのではなく、小さくとも着実に前進することに向かえればと改めて思いました。

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