全力で打ち込めるものとの出会い

子供の頃にいろいろなことを体験していったとしても、自分の仕事としてどんな仕事を、どんな環境を、どんな会社を選択すべきか、ということを意思決定することは容易ではないでしょう。まず私がお勧めしたいのは、学生時代に全力投球できるものに取り組んでみるということです。勉学だけでなく、部活動やサークル活動でも良いでしょうし、アルバイトやボランティア、何でも良いと思います。人に誘われたからとか、必ずしも自分で選んだものでなくても良いと思いますが、やってみて全力でやれると思えるものでなければ、意味はありません。大切なことは自分の心が強く動くだけの対象であることです。

仕事で求められることは貢献です。人々のニーズに応え、時にニーズを生み出し、私達が便利で快適な社会生活を送り、充実した人生を歩める為に貢献していくことです。そして、その先に後世にとってより良い世界を残すという貢献が含まれなければなりません。そうした貢献が成せるようになるために、他者と力を合わせて課題を解決したり、価値を創造したりしていく能力が必要です。人に依存し、与えられることばかりを期待するのではなく、自らが豊かさを生み出すことに貢献していかなければなりません。

そうした貢献に共通して必要とされる能力は、なされるべきことを成す能力、です。嫌なことは避ける、面倒なことは後回しにする、争いや困難から目を背ける、責任を負わない、そうした思いは誰の心にもあります。誰もがストレスを避けたい、プレッシャーから解放されたい、楽しくありたい、そう願うものです。ですが、多くの貢献には誰かが簡単ではない努力を積み重ねる過程を必要とするものです。貢献し、成果を上げるために最善を尽くせる、それがなされるべきことを成す能力です。

この力を手にするには、労を厭わない意思の力が必要です。全力を尽くしても得たいもの、全力で打ち込めるだけの意欲があればこそ、労を厭わないだけの意思の力が湧き出てきます。こうして、今まで出来なかったようなことを、一歩乗り越えて出来るようになる積み重ねが、人の成長には必要です。

本気で全力を尽くせる対象を見出し、それに全身全霊で取り組み、自分を超えていく経験の中で、自分が本当に自分を満たすとはどういうことであるのかを知ることが出来るでしょう。そして、人生を懸けて成していきたいことが見えてくるでしょう。そのサイクルの中で、この世界で共生していることも感じていけるようになります。それが人生を謳歌するということなのだと思っています。

心からの共感、情熱を持てる会社を選ぶ

松下 耕三
株式会社クインテット

《人生を謳歌する働き方》シリーズ
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この世界に横たわる性質、自然の摂理を原点とする

松下 耕三
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志を持ち、責任と貢献に生きる

松下 耕三
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真の力を養う為、日々成果を上げる為に立ち向かう

松下 耕三
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代表メッセージ・社史
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