収録の感想 Pandoメンタリング(仮)

早朝から子供達とゴルフをして来ました。朝から家族でのゴルフはなかなか良いものです。

そんな話しは置いておいて、早速、感想を。

まずそもそもこの番組はなぜ作ろうとしているのか?ですが、Pandoの目的である「人がより良く生きられる為の社会基盤を構築する」という目的を果たしていく為の普及活動の一環、そしてこの番組自体がPandoの利用によってより良い人生のサイクルが生じていくことを実証していくものです。

メンター陣は昨年の福岡県知事選に惜しくも落選しましたが、人の可能性が開花出来る社会の構築と、経済発展を続けられる高齢社会の実現を目指して活動する武内さん、福岡のベンチャー企業家、井上さん、そして私です。この3人で大学生を中心に若者達の人生相談に乗ってみようという試みです。

お一人目はアナウンサーを目指す川波さん。私が印象に残ったのは、本心で地元の方々、災害で被害に遭われた方々に笑顔を届け、勇気を与えたいと思っていることでした。なかなか自分の欲しか考えないような年齢で立派だなぁと。

それと武内さんが最後の方で川波さんの表情が良くなったと言われた事が印象的でした。表面的な表情でなく、物事に真摯に向かえる人のことを見抜く眼力はさすがです。

武内さんと井上さんのお話によって、夢を諦めないことの大切さと、アナウンサーという職業に的を絞り過ぎずに視野を広げていく大切さの両方が伝わったように思いました。

藤井君はテレビ局への就職希望の野球部のピッチャー。とても爽やかな好青年。まだ就職活動を始めたばかりのようですが、まだ就職に関してはふわっとしている状況のようでした。

きっと素晴らしい家庭で幸せに、素直で真っ直ぐに育ってきたのだろうと思いましたが、素直故に今の社会の問題の影響を受けているのだと思いました。

私の考える社会課題の一つは、教育が本来、人がより良く生きるためにあるもので、より良い状態で社会に出て行くことの為にあるはずなのに、試験勉強をこなすことに比重が置かれ過ぎている点にあります。なので、就職する時に、自分をよく知って、社会をよく知っている状態になれない若者達が殆どです。これは子供達の問題ではなく、我々大人達の問題です。

小学生なら野球選手になりたい、アナウンサーになりたい、社長になりたいで良いと思いますが、大学生になって就職する時には、それでは十分ではありません。

大切なことは、自分自身が社会のどんなことに興味が湧き上がる人であるかと、世の中にある様々な職業の実態を良く知ることで、自分が迷いなく本気になれる仕事、その仕事をすることで生き甲斐が湧き上がる仕事を自分自身で選択することです。

撮影時にテレビ局に就職して番組制作の裏方として働きたいと言われたことに対して、普段から番組を観ていて、自分ならこんな番組にしたいなぁ、こうしたら面白いのに、といった考えが湧いくるかを尋ねたのは、そんな想いこそが番組制作を生き甲斐に出来る一番の素養だからです。

撮影を終えて、私の中で湧き上がる想いは、この素直で真っ直ぐで、可能性に満ち、美しい心を持った若者達にこの人間社会がどのようなもので、どのような仕事が存在し、その一つ一つの仕事が持つ意義を知ってもらいたいということです。

武内さんと一緒に色んな人と出会うことも良いでしょう。井上さんから未来の社会や職業について教えて頂くのも良いでしょう。私は、この人間社会とは何か?人とは何か?については教えられると思います。

その上で、自分達が本気で取り組める目の前の活動ともっと深く向き合って、自分自身と深く向き合って、考え抜くことから目を背けずに、今の自分なりの答えを持ってもらいたいと思います。

人の未来に、人の人生に影響を与えることは責任の重い取り組みです。その責任を背負って、素晴らしい番組、素晴らしい試みとなるよう、取り組んでいきたいと思います。

最後になりましたが、ご出演された皆様、撮影お疲れ様でした。また、撮影スタッフの皆様、ありがとうございました。

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